骨盤の歪みや開きと、痛みの関係性

「出産してから腰が痛い」
「子どもを抱っこするたびにピキっとする」
「立ち上がるときに膝が痛む」

そんな風に産後から体の痛みに悩まされていないでしょうか?

そしてそういった症状に悩まされた時にまず考えることは、

「出産の影響で骨盤が開いたり、歪んでいたりするから今の痛みに繋がっている」
「だから骨盤矯正をしないと…!」

という考えになるのではないでしょうか。


まずお伝えしたいこととしては
痛みをとるのに骨盤矯正は必ずしも必要ではないということ。

その理由は骨盤が開いている、歪んでいるということと
症状として出ている痛みはあまり関係ないことが多いからになります。

トキまち整体のメニューにある「産前産後整体」と「骨盤矯正」がありますが、
初回痛みで悩まされている方は、必ずしも「骨盤矯正」は必要ないと思っています。
※ただし痛みがなく、歪み改善やスタイル改善の場合はおすすめしています。

今回は骨盤の歪みや開きといった悩みと、産後の体の痛みについてブログで書かせていただいています。


産後の骨盤のことで悩んでいる。
産後6ヶ月以上経っているけど相談したい。
他ところで通院してたけど、悩みが解消できなかった。


そんな方におすすめの内容となっています。

ブログを見おわったときには産後の悩みも少し楽になるはずです^^

体の痛み=骨盤の開きや歪みが原因?

多くの方は、

「骨盤が開いている」
「骨盤が歪んでいる」

そういった理由があるから様々な痛みに悩まされるという風に思っている方が多いのではないかな?と、
感じています。

産後で相談に来られる方の多くは

「骨盤矯正をしてください」

という相談が多いです。

産後の症状=骨盤が開いている、歪んでいる影響

そんな風に捉えることが多いので、

”骨盤矯正をしないと腰痛が良くならない、膝の痛みが良くならない”
”だから骨盤矯正をしないと!”

そのように体の痛みと骨盤の歪みと開きを繋がることで
「骨盤矯正をしてください」
というご相談が多いなと感じます。

私は骨盤矯正をしてほしいと相談される方にはいつも、骨盤矯正を受けたいと思っている理由を確認します。

そしてその理由が「腰の痛みを治したい」「膝の痛みをよくしたい」
そんな風に痛みを緩和したいという方に関しては、

骨盤矯正は必要ないですよ

ということをはっきりと伝えています。



産後に骨盤矯正が必要ないという考えではなく
骨盤の開きや歪みというものが、痛みとはあまり関係ないということをお伝えした上での発言です。

骨盤の開きや歪みといった悩みと、痛みを混合させてしまうと
一時は良くなっても、症状が解消されないケースがあります。

それは歪みや開きを治したいという施術と、痛みを解消するための施術は別物になるからです。

そもそも骨盤の歪みや開きってどういう状態?

出産後によく聞く「骨盤が開いている」「骨盤が歪んでいる」

これは本来は正しい位置で支えられていた骨盤が、
妊娠中や出産のタイミングで骨盤周りの筋肉に負担がかかったり骨盤周りを支えるための筋肉が弱くなったりしたことによって骨盤の傾きに影響することが多いです。

骨盤の動きの特徴で、

骨盤の特徴的な動き

  • 前傾と言って骨盤(仙骨)が前に倒れる動きをすると、骨盤上部は閉まるように動き、骨盤下部の坐骨部分は開くような動き
  • 後傾と言って骨盤(仙骨)が後ろに倒れる動きをすると、骨盤上部は開くように動き、骨盤下部の坐骨部分は閉まるような動き

そして多くの方は出産後、支える筋力が弱くなった影響もあって骨盤が後ろに倒れる「後傾」という状態をとりやすくなります。

そうすると、

「出産前に履いていたズボンが履けなくなった」
「歩き方がガニ股になった」
「体重は戻ったけどぽっこりお腹が気になる」


などの産後の悩みとして挙がってくることがあります。

これら骨盤の特徴的な動きが、出産後の影響による骨盤の歪みや、開きといった表現に近いと考えています。

なぜ痛みと混合させてはだめ?

骨盤の歪みや開きについては、なんとなくイメージができたかと思います。
ではなぜこれらの問題と痛みを混合させてはいけないのか

それは痛みの多くは骨盤の歪みや開きとは関係がないことが多いからです。

つまり骨盤の歪み=痛み 骨盤が開いている=痛い
これは関係してこないことが多いです。


痛みが取れたからといって骨盤の歪みや骨盤の開きが取れるわけでもないし、
骨盤の歪みや、開きが治ったからといって痛みが取れるわけではありません。



ここを一緒にしてしまうと多くの方は通院したにも関わらず
何年何十年経っても悩みが解消されることがなかったり、
自分の時間がうまく作れなかったり、忙しくて通院できたかったりとした方は、

「私はあの時産後骨盤矯正をしていなかったから、今の痛みがあるんだ…」

と悩まされてしまうのです。

しかし産後の痛みだからといって、期間があるわけではありません。
ネットでよく言われる2〜6ヶ月の間で骨盤矯正をしたとしても体の痛みや、骨盤の歪みや開きに悩まされている方もいます。

もしかしたらこのブログを見ている方の中には、まさにそういう悩みで悩まされているかもしれません。
「あの時骨盤矯正通っていたのに…」
と。

産後の悩みは何ヶ月何年経っていても遅くはない

産後の症状はどこか特別な感じで見られることがありますが、
そんなことはありません。

痛みが出るのには理由がありますし、
骨盤の歪みや開きにもちゃんとした理由があります。

これは産前産後の人も、他の人でも同じです。

それぞれの悩みを一緒にしてしまうことで

”骨盤が開いているから痛みが良くならない”
”痛みがあるのは骨盤が歪んでいるから”


そんな風に悩まされ続けたり、良くなることに諦めてしまったりするのです。

私の考えはまずは痛みをとることを最優先に考えて
日常生活で痛みの出ない体を目指すこと。

そしてお子さんの成長に合わせて時間に余裕が出てきたら
自分の体に目を向けて「骨盤矯正」でもいいのではないかなと
考えています。

産後何ヶ月、何年経っていても体の痛みはもちろん、
歪みや開いているという悩みは解消できます。

まとめ

今回は産後特有の悩みである骨盤の開きや歪みは、
体の痛みとは=の関係性ではないですよ!
ということについて書かせていただきました。

体の痛みをとるためには痛みをとるための施術を。
骨盤の歪みや開きを解消するためにはそのための施術を。


そうすることで、
なぜ体の痛みが出ているのか?も理解ができるし、
なぜ骨盤の歪みや開きという悩みが出てくるのか?も理解できるはずです。


産後6ヶ月以降の方でも
骨盤周りのことで悩んでいる方でも
お気軽にご相談をしてください^^


ホットペッパー、もしくはLINEからご予約をしてください

最後までありがとうございました!


トキまち整体 代表 庭野遥佑

新潟県新潟市中央区紫竹山7丁目10−17 CasaSole105号

営業時間9:00〜16:00(最終受付)
※日曜日のみ9:00〜15:00(最終受付)


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産前産後を専門とする整体院。医療国家資格と尿失禁ケアセラピスト認定を所有する専門家。前職で培った技術と経験により産前産後に始まる”痛み”の解消を得意している。 プライベートでは5月に第一子が産まれて、新米パパになりました。
プライベート

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