学生からの手紙
3月31日は公休日で、30日の出勤をもって無事6年間の勤務が終わりました。
なんか本当にあっという間だったなーと。
余韻に浸る暇もなく、引っ越し準備や開業準備に追われている状況なので、それが良いのか悪いのかという感覚です笑
最終出勤日では退職祝いとして、患者さんからいろいろなプレゼントをいただきました。
以前通っていた方からは、お電話をくださりお祝いの言葉をくれる方も。
感謝でいっぱいです。
その中でも特に印象的だったのが、高校生からのお手紙でした!
高校最後の大会が終わり、受験勉強に専念していた学生でしたが、
私の退職連絡を見て「お渡ししたいものがあります」と言って、院にまで来てくれました!
この子は最後の大会前に怪我をしてしまったのですが、それでも
「痛いけれど練習も参加したいし、大会にも出たい」
怪我の状態を見る限り、練習の参加も控えてもらって安静にした方がいい状態。
症状だけを見れば、そういった判断になるかもしれなかったですが「最後の大会に出たい」という気持ちも汲んであげたい。
でも気持ちだけを汲んでしまって、怪我の状態が悪化して本当に大会に出れなくなってしまったり、将来に引きずるような怪我の状態に繋がってしまったりする可能性もあるので、とても悩みました。
私が出した答えは
”気持ちを汲みながらも、怪我の状態によってギリギリの範囲で練習参加と、大会に出れるようサポートしていくということ”
”その代わりに先生たちの伝えることは守ってほしい”
結果としては無事に怪我が悪化することはなく、大会にも出れて引退。
部活動が終わった後は、受験に専念するということで通院をお休みという形になっていました。
手紙に書かれていた内容は
「部活動の活動に悔いはない」
「ありがとうございました」
本当に良かったなと。
いつも仕事をして意識していたことは、
『自分たちの仕事は先生の判断や、言葉選びで患者さんの人生を左右する力を持っているということ』
今回は学生1人の「悔いはない」という言葉を見て嬉しさと安心感でいっぱいになりました。
将来はスポーツをしている人を支えていく仕事をしていきたいと話してくれたこともあったので、こういった経験が次の子たちに良い影響を与えていくのではないかと思っています^^
自分自身もこういった経験が、先生として強い気持ちにさせてくれて
より良いものを伝えていけるように知識・技術、そして人として成長していこう
そんな風に大きな力となります。
6年間たくさんの患者さんに恵まれて本当幸せでした!
今回も最後までブログを読んでいただいてありがとうございます^^
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