痛みが長引く産後の腰痛

こんにちは！
トキまち整体　庭野ようすけです＾＾

最近は
「妊娠前から腰の痛みがあったけれど、産後から痛みが強くなってきた」
というご相談が多くなっています。

産後6ヶ月経過して腰の痛みが続いたままだと

「もう良くならないのかな」
「諦めた方がいいのかな」

そんな風に悩んでしまう方も多いかと思います。

今回はトキまち整体でもご相談をいただく産後の腰痛についてお話ししていきます！

0.1. 出産後に痛みが強くなった原因
0.2. 産後時間が経過しても続く腰の痛み
0.3. これをするだけでも負担は減る
0.4. それでも痛みが続く場合
0.5. まとめ

出産後に痛みが強くなった理由

出産後に痛みが強くなるのは様々な原因があります。

妊娠中の姿勢変化やそれに伴う筋バランスの変化
胎児が成長するとともにお腹の筋力が使いづらくなり、お腹の筋力が弱くなる
産後特有の骨盤底筋の損傷、腹直筋離開、帝王切開の影響による筋出力の低下
育児負担
子どもに生活を合わせるため体が休めることができない　など

妊娠中の負担、出産時の負担、産後すぐに始まる育児…

妊娠中で体は酷使して、支える筋力も少なくなっているにも関わらず育児がスタートするので
体をかばいながらの生活して、痛みを強くしてしまいます。

産後時間が経過しても続く腰の痛み

産後時間が経過しても腰の痛みが続く場合、育児による影響はとても大きいです。

授乳姿勢
続く座位姿勢
抱っこ
繰り返しの立ち上がり動作
急な起き上がり動作

きっと探せばまだまだ出てきますが、
代表的な育児負担と言われる動作はこれらになります。

先ほどもお話をした通り、
妊娠から出産にかけて体には大きな負担がかかっている状態。

そして支える筋力が弱くなってしまっている影響で妊娠前よりも痛みが出やすい状態となっているのです。
これらは痛みを長引かせてしまう要因となっています。

これをするだけでも負担は減る

育児負担の中でも、少し意識するだけで痛みの負担を減らすことができます。

それは

”左右均等に負担を分けること”

『左で抱っこすることが多ければ右でも抱っこする』

『子どもを抱っこしている時、
片足に体重をかけるように立つことが多かったら真っ直ぐ立つようにする』

よく聞くと思いますが、
この意識をしてほしい明確な理由があります。

子どもの成長とともに抱っこ負担や、授乳負担というのは自然と減ってくるかと思います。

そうすると子どもの成長とともに体への負担は減ってきて
その動作が減ることで自然と痛みが落ち着く方も多いです。

しかし、その後でも痛みが残り続ける方の多くは、

『痛みにはっきりとした左右の差がある』

ということが多いです。

”極端に左ばかりで抱っこしていた”
”子どもを抱っこしているとき右側にずっと体重をかけて支えていた”

そう言った影響は”左右の差を作る体のクセ”として残ってしまって
痛みが続く原因となってしまいます。

だからこそ左右差を減らすということは長い目で見た時にも大切なことになってくるのです。

それでも痛みが続く場合

とはいえ左右差の意識というのは、多忙な育児の中では意識がしづらいと思います。
もし痛みが続く場合は、信頼のできる治療家に相談することをオススメします！

自覚する痛みだけでは判断できないことも多いので
客観的に見てもらうということもとても大切になってきます！

実はこうだった！のパターン

「腰が痛い」
→でも痛みの原因は背中からだった

「腰の真ん中が痛い」
→実は左の深部筋の痛みだった

実はこうだった！というパターンはとても多く、自覚だけでは判断することが難しいです。
そういうこともあって、
こういった痛みのクセを見つけるのには信頼のできる治療家に相談するのがオススメになります＾＾

まとめ

今回は産後に続く痛みについて書かせていただきました！
子どもの成長とともに育児動作が変わって、体への負担も変わります。

『腰の痛みは落ち着いたけど、今度は膝が痛くなってきた』
『次はこっちが痛い』

こういった痛みの移り変わりは経験ある方も多いかもしれません。

しかし、
極端に同じ動作が続いたり、左右の差が大きかったりすると
いつまでも痛みが続く原因となってしまって

「産後時間が経過しても腰の痛みが続く…」