自律神経で大切と言われる「深呼吸」とは?

自律神経には呼吸が大切と言われていますが、なぜ自律神経と呼吸が関係しているのかご存じでしょうか?
今回は自律神経を整える方法で紹介されている「深呼吸」についてお話をしていきたいと思います。



自律神経は生活していく上で大切な神経で日中には交感神経がメインで働き、休む時や寝ている時に副交感神経がメインで働いて、無意識の中でバランス良く働いている神経です。

とお話をしているのですが、なぜ深呼吸をすると自律神経には良い影響があるかご存知でしょうか?
確かに自律神経は自分ではコントロールできない神経になります。

自律神経に影響しているところは、心臓や肺、血管、胃腸関係の消化器系に関わっていて、これらは私たちが意識している動かしいるのではなく、無意識のうちに体がコントロールしてくれているところになります。
(心臓を早く動かそうと思っても動かせないし、消化を早くしよう!と思ってもできません)

ただ、唯一自分の意識の中で自律神経に影響を与えられる行動があり、それが「呼吸」になります。
今回は自律神経と呼吸について学んでいきましょう!

前回の自律神経のブログはこちら!
自律神経の症状が現れるタイミングについてまとめています!

呼吸を自律神経の働きで見てみましょう!

1)呼吸を分ける「呼気」と「吸気」


呼吸を分けて考えると
・空気を吐き出す「呼気」
・空気を肺に入れる「吸気」

に分けることができます。

呼気は体の中で不必要になった「二酸化炭素」を吐き出し
吸気は体の栄養となる「酸素」を取り込むことで、血液に酸素を運び、内臓や筋肉といった体の至る所に栄養を届けます。
無意識のうちに行っている「呼吸」はとても大切な働きになります。

2)自律神経の働きで呼吸を見る

そして呼吸を自律神経の働きで見ていくと、
交感神経がメインで働いている時の呼吸の働きは、”走った後の状態”です。
肩は持ち上がって、浅い呼吸を繰り返し、呼吸の回数が増えている状態。



副交感神経がメインで働いている時の呼吸の運動は働きは、”リラックスしている状態”です。
肩周りの力は抜けていて、深い呼吸でゆっくりした呼吸の状態です。



この呼吸の働きも自律神経の影響を受けて、必要の時は浅い呼吸になったり、必要な時は深い呼吸に切り替わって働きます。
どちららも大切です!
もし仕事中とかに深い呼吸でリラックスをしていたら眠気が誘導されてしまいます!仕事中に寝てたら怒られてしまうので、こういった時はある程度の緊張感があるのが大切なのです!笑

現代では大切な深呼吸

それでもネットとかでは「深呼吸」が大切と言われているのは、多くの人が日頃から、緊張感やストレスが続く中生活している影響で”交感神経が働きやすい環境”で生活しているからになります。
その環境が続くと先ほど自律神経の働きをお話しした作用がメインとなるので「浅い呼吸」に誘導されやすくなってくるのです。

この呼吸の浅さは必要以上に長く続くと、本来は体の栄養なる「酸素」がうまく取り込めなくなるので、筋肉や内臓には栄養がうまく届かない状態となってしまい、それが様々な不調を引き起こすきっかけの一つの要因にもなるのです。




先ほどもお話をした通り、呼吸は2つの働きに分けることができます。
体に不要となった二酸化炭素を吐き出すための”呼気”と、
体の栄養となる酸素を取り込むための”吸気”

呼吸が浅くなると体の栄養となる「酸素」を取り込める量が少なくなるので、
体の中の筋肉や内臓に栄養を届けられなくなってしまい、不調のきっかけになってしまうのです。

そして呼吸の特徴で、
肺から空気を吐き出した分、新しい空気を取り込むことができる
という特徴があります。

つまり空気が吐ききれていないと、肺の中には空気が残ってしまうので新しい空気を入れる容積が狭くなってしまいます。
(※ペットボトルの水を捨てて新しい水を入れようとした時に、ペットボトルの中にまだ1/3水が残っていたら、新しい水は2/3しか入れられないというイメージ)

だからネットとか、本には
「深呼吸が大切です」
と書かれていることが多いのです。
よく見かけるのは4秒吸って、倍くらいの8秒吐くイメージで深呼吸をしましょう。という内容が多いですね!

吸って吐く。
そして特に吐くのを意識することで、肺の中の空気を空っぽにして、吸った時に新鮮で新しい酸素を取り入れる。
こんな風にイメージをすると「深呼吸」の大切さもイメージがしやすいかなと思います^^

呼吸だけではなく、”姿勢”も影響する自律神経

しかし浅い呼吸が誘導されている要因は自律神経の影響だけではないことが多いのです…。

それは「姿勢」です。

呼吸は自律神経の影響を受けていていて、さらに呼吸をする時の運動で胸周りや背中の筋肉の動きによって成り立っています。



これがネットや本でよく書かれている、「自律神経が乱れている人は猫背姿勢」という理由にもつながっているのです。

まとめ

今回は自律神経と呼吸についてお話をさせていただきました!


しかし実は呼吸だけではなく姿勢もとても大切で、
”深呼吸が上手くできない人”や、”深呼吸ができている気がしない”と言う人は、
姿勢を無視して深呼吸だけやってしまっていることがとても多いです。

載っていたからせっかく始めた深呼吸。
やり方が分かればとても効果的なのに、その方法や意味が載っていないことがとても多いです。

少しでも多くの人が深呼吸でも変化出せたと言っていただけるように、姿勢についても書かせていただきたいと思います。

最後までありがとうございました^^


トキまち整体 代表 庭野遥佑

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産前産後を専門とする整体院。医療国家資格と尿失禁ケアセラピスト認定を所有する専門家。前職で培った技術と経験により産前産後に始まる”痛み”の解消を得意している。 プライベートでは5月に第一子が産まれて、新米パパになりました。

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